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映画「銀色の雨」雑感(5)

テーマ:映画
原作を買ってきて読んでみました。

浅田次郎「月のしずく」(文春文庫)

この短編集に「銀色の雨」が収録されています。

読んでみてびっくりしたのが、設定が全く違うことw

舞台を大阪から米子に移すどころの騒ぎじゃないですよ、これは。

映画「銀色の雨」は鈴井監督のオリジナル作品と言っても過言ではないかも。

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※以下ネタバレ注意

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原作における和也と菊枝の基本設定は映画版とほぼ同じですが、決定的に違うのが中村獅童が演じたプロボクサー岩井章次の設定。

原作の岩井章次は、プロボクサーではなく広島ヤクザですw

しかも、殺人と銃刀法違反で指名手配されているという設定。

映画版を観た人が原作を読むとショックを受けるかも。

広島ヤクザと言えば、映画「仁義なき戦い」が有名ですが、原作における岩井のキャラクターは映画で菅原文太が演じた主人公・広能昌三のイメージに近いかも。

【原作の設定を踏襲】

・和也が新聞配達の勤労学生であるという設定。
・和也が母子家庭という設定。
・和也の母親が男を作ったため和也が実家を出たという設定。
・和也が家出して菊枝に拾われるまでの展開。
・菊枝と和也の母との水商売上の関係。
・菊枝が和也の姉代わりになる設定。
・和也と菊枝と岩井の同居生活。
・和也の岩井に対する感謝の念。
・「雨に降られた~」のセリフ。

【映画版との相違点】

・原作は大阪が舞台であるが映画は鳥取県米子市が舞台。
・和也の姓や両親の氏名は原作では明記されていない。
・和也の通う高校は原作では「府立工業」。
・和也が陸上部であるという描写は原作にはない。
・和也に思いを寄せる同級生の少女は原作には登場しない。
・和也と菊枝は原作では同棲中に肉体関係になっている。
・和也が菊枝に拾われる場面には原作では岩井は登場しない。
・和也の母親や新聞販売店の面々は原作では設定のみで登場しない。
・和也は原作では菊枝との同棲中に菊枝の紹介で丹野組の賭場(雀荘)でアルバイトをしている。
・岩井は原作ではプロボクサーではなく広島ヤクザ。
・岩井が駅前のホテルに宿泊する描写はない。
・岩井は広島の抗争等で殺人犯となり大阪へ逃げてきた。
・岩井と菊枝の接触は大阪の組織(丹野組)の仲介による見合いのため。
・菊枝は岩井との見合い後は岩井の情婦となっている。
・和也の父親は映画版では死亡しているが、原作では東京で健在。(再婚して新たな妻子あり)
・岩井の両親は原作には登場しない。
・岩井の若い頃のエピソードは原作では語られない。
・菊枝は猫を飼っていない。
・和也と岩井は映画では別行動だが、原作では和也は岩井の付き人(タマヨケ)的な役目。
・3人の同居生活は映画版では発展的解消だが、原作では岩井の逮捕による強制的解散。

【映画オリジナルの登場人物】

・和也の母親(原作では設定だけで登場しない)
・和也の母親の内縁の夫(原作では設定だけで登場しない)
・和也の父親(原作では設定だけで登場しない)
・新聞販売店の面々(原作では設定だけで登場しない)
・淀江町の商店街の面々(映画オリジナル)
・和也の通う学校の面々(映画オリジナル)
・ボクシングジム関係者(映画オリジナル)
・岩井を襲撃するやくざ風のグループ(映画オリジナル)
・菊枝の飼い猫(映画オリジナル)

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この映画の柱である岩井と和也の意外な接点は、完全に映画オリジナルだったのですね・・・。

コメント

  1. キャバクラ水商売求人アルバイト
    2010年06月20日 08時21分
    関西(大阪京都神戸)キャバクラ水商売求人アルバイト情報 

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プロフィール

内野手兼パーカッション
背番号22 右投右打

打楽器は好きですが、コンクール偏重の吹奏楽は嫌いです。
得意楽器は「阪神タイガース応援メガホン」。

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